令和6年

⑦ 青少年の国際交流の取組について【令和6年第3回定例会】

会議日:令和6年9月20日【本会議一般質問 】答弁要旨

「青少年の国際交流の取組について」

大村悠

本県では、友好交流地域を中心に、これまで経済、観光、文化、教育など様々な分野における交流事業を実施してきたが、今後も、スポーツ交流や学校間の交流を通じて、青少年の国際交流を推進していくことは重要と考える。

そこで、本県の青少年の国際交流を今後どのように進めていくのか、見解を伺う。

文化スポーツ観光局長

県では、中国・遼寧省など、友好提携を結ぶ地域を中心に、様々な交流事業を実施してきました。
中でも、青少年の国際交流は、国際社会で活躍する人材の育成や、持続可能な地域間の友好関係を築いていく上でも、非常に重要です。
そこで、県では、中国・遼寧省や韓国・京畿道と、青少年のスポーツ交流を実施し、本年8月には、県内高校生35名を京畿道に派遣し、サッカーなどの親善試合を通じて、交流を深めました。

参加した選手からは、「国や言葉が違っても通じるものはたくさんある」といった感想が寄せられるなど、国際交流と異文化理解の大切さを、多くの若い方に実感していただいたと感じています。
また、今年度は、中国・遼寧省と県内の高校生が互いの文化を紹介し、理解し合う、オンライン交流を県内高校4校で実施します。
さらに、教育委員会では、米国・メリーランド州及び台湾・新北市(しんぺいし)への高校生派遣事業に取り組んでおり、今年度も高校生同士の交流や、ホームステイ等を行う予定です。
加えて、交流を深めているベトナムとの間でも、スポーツなどを通じた交流事業を、検討していきたいと考えています。
今後も、青少年の国際交流事業を通じて相互理解を促進し、多文化共生社会の実現に向けて、取り組んでまいります。

大村悠

現在取り組んでいる三県省道の取組はぜひ、継続していただき、神奈川県が率先して進めてもらいたいと考えています。開催場所については、持ち回りということを承知していますが、神奈川県での実施時には、交流を充実させるとともに、県民にもこの交流事業を知ってもらえるような取り組みを期待しています。
また、卓球やサッカーなど、競技スポーツは限られていますが、種目の多様化、また三県省道に限らず、ベトナム、様々な他の友好都市についても、交流を前向きに検討し、神奈川県の存在感や交流促進を目指してもらいたいと考えています。
スポーツや文化は、人と人を繋ぎ、異文化理解を深め、友好関係を築くための重要な手段だと考えています。青少年が、国際的な視野を持ち、グローバル社会の中で活躍していくためにも、その機会を神奈川がつくっていく。そうした取り組みを推進していくことを要望します。

自由民主党 神奈川県議会議員:大村 悠

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