令和8年

事前防災の強化へ

事前防災の強化が前進しました

これまで私は、「安全で安心して暮らせるまちづくり」に向けて、議会での議論と地域での活動の両面から取り組みを進めてきました。

災害対策というと、崖崩れ対策や河川整備などのハード対策に注目が集まりがちです。もちろん、こうした取り組みは被害を未然に防ぐうえで極めて重要です。一方で、それと同じくらい大切なのが、日頃からの備え、すなわち「事前防災」の視点です。
災害はいつ起こるか分かりません。だからこそ、平時のうちに備え、いざという時の行動を想定しておくことが、命を守ることにつながります。
私はこれまで議会の場でも、このソフト対策の重要性を繰り返し訴えてきました。

日頃の備えを広げる取り組み

地域活動や発信の中でも、事前防災の啓発に力を入れてきました。

例えば ●食料や飲料の備蓄
●非常用持ち出しバッグの準備
●ご家族同士の安否確認方法の共有
●避難場所や避難経路の事前確認

といった、誰でもすぐに取り組める備えを広く伝えてきました。

また、耐震補強などの補助制度を活用した減災対策とあわせて、「そもそも被害を最小限にするために何ができるのか」という視点から、事前防災の充実について議会で提言を重ねてきました。

▼事前防災の強化について【令和7年第3回定例会】▼

事前防災の強化について【令和7年第3回定例会】

議会提言が具体的な施策へ

こうした提言の一つが、今回、具体的な形となって前進しました。
神奈川県では、LINEを活用した「かながわ防災パーソナルサポート」によるプッシュ型の情報発信が行われています。私はこの仕組みを、災害時だけでなく「平時の備え」にも活かすべきだと提案してきました。

▼LINE公式アカウント「かながわ防災パーソナルサポート」▼
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/j8g/line_bousai/ps.html

その結果、現在では、要配慮者など一人ひとりの状況に応じた備えの情報や、地域ごとの防災チェックシートなど、日常から役立つコンテンツの発信が進められています。

さらに、議会での議論を踏まえ、

◆ 自分自身の被害を想定する「私の被害想定」
◆ 必要な備蓄を確認できる「備蓄ナビ」
◆ 分かりやすく学べる「啓発動画」

といった新たなコンテンツも開発されました。

▼防災知識・意識向上のための新たなコンテンツ(私の被害想定、備蓄ナビ、啓発動画)を開発・制作しました▼
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/j8g/prs/r7052278.html

これらは、単なる知識の提供にとどまらず、「自分ごと」として防災を考え、具体的な行動につなげるための重要なツールです。

これからは「活用される防災」へ

近年、防災分野でもAIなどのテクノロジーの活用が進んでいます。しかし、テクノロジーはあくまで手段であり、「誰が、どのように使うのか」が最も重要です。
今回のような仕組みやコンテンツも、開発して終わりでは意味がありません。県民の皆さんに知っていただき、実際に活用されてこそ、その価値が発揮されます。
そのためには、分かりやすい周知はもちろん、実際に使っていただいた方々の声を丁寧に拾いながら、より使いやすい形へと改善していくことが必要です。

ハードとソフトの両輪で命を守る

災害対策は、「施設整備」と「人の行動」の両方がそろって初めて機能します。
今後も、ハード対策による被害の軽減とあわせて、必要な情報をタイムリーに届け、行動につなげるソフト対策の充実に取り組んでいきます。
そして、行政だけでなく、地域の皆さんとともに「備える文化」を育てていくことが、真に強いまちづくりにつながると考えています。
これからも現場の声を原点に、一つひとつの取り組みを形にしていきます。

神奈川県議会議員:大村 悠

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