バリアフリー整備状況を見学
【参議院のバリアフリー】
9月6日、自民党神奈川県議団の有志メンバーで参議院のバリアフリー整備状況を見学させていただきました。
現在、参議院には3名、車椅子を利用されている議員がおり、その方々の利用などを考慮され、施設整備が行われました。
まずは議場。
通常、備え付けの椅子に座って出席をしますが、車椅子ということで椅子を取り車椅子で机を使用できる体制に。
また登壇や前方に行って投票をする際には階段しかなかったことからスロープを設置して車椅子でも登れるよう整備されていました。
委員会室では、車椅子スペースとともに、通訳者のスペースまで確保。
質問時間計測についても、通訳者へ伝えているときは計測が止まるなど、ソフトの取組も導入しているとのことです。
施設全体でいえば、入口には階段しかなかったことから、階段昇降機、車椅子式段差解消機の整備。
エレベーターのスペースも車椅子の種類によって入れないことから拡張をするなど、細かい点についても配慮されていました。
【当事者目線、現場目線を】
こうしたバリアフリー整備にあたって、見学をしていて、気付きづらい細部まで整備が進められていたことから、どういった設計、企画をしたのか、質問をしたところ、実際に当事者に来てもらって施設を利用する中で、障壁となっているところをチェックして整備を進めていったとのことでした。
特にハッとさせられたのは、絨毯の毛の長さで、車椅子にとっては進みにくいという点から、毛の短いものにする、フローリングにするといった整備が進められていました。
先ほどのエレベーターのスペースもそうですが、どうしても想定しても漏れてしまう部分があるからこそ、当事者の声、体験してもらうことの大切さを再認識しました。
それは他の施設もそうですし、県の条例や制度、地域やまちのバリアフリーなど、考えが及んでいない、漏れてしまっていることも多いのだろうと、反省しました。
当事者の声を聞く、現場を見る
その重要性を改めて重く受け止めて、机上論や想像ではなく、しっかりと当事者の悩みや問題が解決できるよう、現場目線で障がい福祉の施策に向き合っていきたいと思います。
【友納理緒議員、訪問】
参議院会館に前回の参議院選挙からお世話になっている友納理緒参議院議員を訪問しました。
友納議員は、看護師から弁護士となり、また2児の母であります。
私が所属している神奈川県議会の厚生常任委員会に関連して、厚生関係の意見交換もさせていただきました。
また自民党青年局にも所属されており、近況の活動についてもお話いただきました。
地域の声に耳を傾けていただけることは大変ありがたいですし、国と地方の連携もさらに充実させていくことで、地元に還元できるように力を尽くしたいと思います。
お忙しい中、お時間をつくっていただき、ありがとうございました!
自由民主党 神奈川県議会議員:大村悠