地域に還元されるサイクルツーリズムを

スポーツ

スポーツの力を、地域の活力に

これまで、スポーツの産業化を図り、その収益をスポーツ環境の整備や地域の活性化に還元していく重要性を訴えてきました。
スポーツは、教育・健康・交流・賑わいといった多様な分野との親和性が高く、特に「観光」との掛け合わせは、地域に新たな魅力と経済的価値をもたらします。
いわゆる「スポーツツーリズム」です。

サイクルツーリズムの可能性

神奈川県でも、スポーツツーリズムの一環として「サイクルツーリズム」の推進に取り組んでおり、県内ルートマップの整備が進んでいます。
たとえば「ジャパンエコトラック」では、ルートだけでなく、近隣のグルメや観光スポットの情報も紹介されており、地域の魅力と一体になったサイクリング体験が可能です。

▼神奈川のサイクルツーリズム▼
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/tz5/japanecotrack-33kanagawa.html

まずは、このルートマップの認知度を高め、実際に活用してもらうための広報活動を強化することが必要です。

消費の促進と地域への還元

観光は来訪者の増加だけでなく、地元に「お金が落ちる」ことが重要です。
サイクリングを通じて、飲食店や商店、宿泊施設などへの消費が広がれば、地域経済への還元が実現できます。
そのためには、単なるマップの周知だけでなく、 地域住民や事業者の理解と協力が不可欠です。
一方で、観光やサイクリングに対して不安を感じる住民もいることから、交通安全やマナーの徹底は大前提です。
その上で、地域にとってのメリットを丁寧に伝えることで、一緒になって進めていける環境づくりが必要です。

取組の実効性を高めるために

今後は、以下のような視点でさらなる展開を検討していくべきと考えます。

POINT◆ 地元を巻き込んだ神奈川のサイクルツーリズムの機運醸成
◆ 地元商店や観光スポットと連携した魅力発信の強化
◆ 神奈川ならではのストーリー性を持ったモデルルートづくり
◆ 活用状況や地域の声を可視化するための指標設定と検証、改善

サイクルだけじゃない、広がるスポーツツーリズム

サイクルツーリズムを足がかりに、モータースポーツ、ゴルフ、アーバンスポーツなど、神奈川が持つ多彩なスポーツコンテンツを組み合わせることで、地域の新たな魅力づくり、そしてスポーツ産業の発展へとつながっていきます。
スポーツの持つ可能性を活かしながら、地域の未来につながるツーリズムを、これからも提言・実践していきます。

神奈川県議会議員:大村悠

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