環境農政常任委員会の県内視察

視察

神奈川県議会の環境農政常任委員会の視察

1月30日、神奈川県議会の環境農政常任委員会の視察を実施しました。今回は「かながわ鳥獣被害対策支援センター」と「小田原漁港」。

はじめの「かながわ鳥獣被害対策支援センター」は、平塚合同庁舎で現在の取組の説明を聞いた後、大磯町にある実際に対策を進めている現場を見に行きました。
イノシシが掘ったであろう穴もあり、近くには囲い罠、電気柵が備え付けてありました。電気柵は6000Vほどの電圧であり、太陽光パネルによってまかなわれている、とのことです。

鳥獣被害対策支援センター記事内画像

鳥獣被害対策は、農業振興の課題とされ、特に神奈川県では民家との距離が近く住民への被害が懸念されていることも大きな課題となっています。
私も、令和3年の本会議一般質問で、鳥獣被害対策について取り上げ、地域ぐるみの対策、大学等と連携した取組について答弁をもらいました。

完璧な対策が難しい鳥獣被害対策ですが、状況の把握を常に更新して、行政と地域とが温度差なく一緒になって対策を進めることが重要です。
生活の安全を第一に、適切な対策、取組を進めていくことを求めていきます。

そして「小田原漁港」。
小田原市公設水産地方卸売市場市場は、水揚げをする「産地市場」と陸送による「消費地市場」の2面の機能を持っており、近隣からも多くの方々が利用されています。

また、「漁港の駅 TOTOCO小田原」では、TOTOCOのオープンからの取組、水産技術センター相模湾試験場での事業について説明がありました。

小田原漁港記事内画像

TOTOCOはオープン以来、右肩上がりで数字が伸びており、近隣の飲食店とも連携したガイドマップの作成にも取り組まれています。
神奈川県にとって大きな可能性がある「海業」。
ブルーツーリズムや海洋ツーリズム、漁港ツーリズムなど様々なものがありますが、海の資源を生かして、いかに地域に還元される仕組みをつくるか、また事業者のメリットにつながるかが、今後の課題と認識しています。
資源を生かし、経済効果、雇用創出、持続可能な産業へとつなげていくためにも、引き続き働きかけていきたいと思います。

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