地元の“おいしい”を、もっと地元で

観光

金沢区の「食」のイメージ、ありますか?

八景島シーパラダイス、ベイサイドマリーナ、金沢動物園、横浜市立大学や関東学院大学…。
金沢区にはいろんな“顔”がありますよね。
でも「食」に関して、どんなイメージを持っていますか?

山も海もある、自然豊かなまち

実は金沢区は、山と海、両方の自然に恵まれた地域です。
横浜というと“みなとみらい”の都会的なイメージが強いかもしれませんが、金沢区には昔ながらの田園風景が今も残り、みかんやしいたけの農園、市民農園なども広がっています。
一方で、海のイメージも強い金沢区。実際に漁業も盛んで、東京湾に面した地域として、食の安全保障や地元産業の観点からも重要な役割を担っています。

実はあまり知られていない、地元の一次産業

そんな豊かな自然に囲まれていながら、「金沢区の農産物って何?」「どんな魚が獲れるの?」という声をよく聞きます。
横浜市民でも、地元の漁業や農業について知らない方は多いのが現状です。
以前は地元の魚を提供する「どんぶりや」という食堂がありましたが、コロナ禍もあり閉店してしまいました。
また、かつてはシャコ漁が盛んで、「しゃこパン」なんてローカルグルメもあったんです。
今も漁業は元気ですが、その姿が市民の暮らしに見えづらくなっています。

給食から始まった、地元の“食”との出会い

そんな中、小学校の給食で地元産の「アナゴご飯」や「わかめご飯」が登場するようになりました。
漁師さんの協力もあり、子どもたちにも大好評。地元の産業を身近に感じられる、素敵な取り組みです。
ただ食べてもらうだけではなく、「知る」「感じる」ことが未来の地域産業・地域ブランドにもつながっていくと思います。

まずは、地元の人に知ってもらいたい

だからこそ、まずは地元の方が地元の食材に触れられる機会を増やすことが大切です。
たとえば、こども向けの食育イベントやグルメフェス、地産地消にこだわったマルシェなど。
食をきっかけに、農業や漁業など一次産業で働く人たちのこと、地域の魅力を「体験」できる場をつくっていきたいと考えています。

金沢区の“食”を、地域のブランドに

山も海もある金沢区だからこそ、自然の恵みを活かした「食のブランディング」は大きな可能性を秘めています。
まずは地元の人に知ってもらい、そして区外からも人が訪れる。
地元の“おいしい”を目的に来てくれる人が増えれば、地域経済にもつながります。
「食」を観光の入り口に、金沢区の産業や暮らしを体験してもらう。
それが、まちづくりの力になると信じています。

神奈川県議会議員:大村 悠

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