「佐渡島の金山」世界遺産登録!

議員活動

第46回世界遺産委員会において、「佐渡島の金山」が世界文化遺産として登録されることが決定しました。
現地では30年近く、世界遺産登録に向けた活動をされてきたとのことで、念願の登録となりました。
私は2014年、大学を卒業して、旅行会社のJTBに就職、配属先が法人営業新潟支店でした。
当時も世界遺産登録に向けた動きはあって、それでも宿泊環境や移動手段の課題、外交的な問題などがあり、なかなか前に進まなかったことを覚えています。そうした動きの中、当時では群馬の富岡製糸場が世界遺産登録となり、観光業界でも賑わいを見せていました。

私が観光政策を訴える思い

私は観光政策を全面に取り組んでいますが、その内容としては観光が強い地域産業として確立し、地域経済を潤し、雇用も生まれるためのものです。

観光客を増やすだけでなく、消費を促し、いかに地域に還元する形をつくるか、それは観光事業者だけでなく住民にとってより良いまちづくり、社会づくりにつながるものでないといけないと考えています。
治安問題や混雑問題、バリアフリーなども切り離すことはできません。

観光コンテンツづくりやプロモーションは、観光産業を活性化させる手段であり、目的ではありません。
まず、その目的と手段をハッキリとさせないといけません。

世界遺産登録後の取り組みの重要性

世界遺産に登録をされると認知度が上がり、話題になります。

実際、私が旅行の営業の際、世界遺産の場所を提案することもあり、それは新たに登録されたところであれば、話題性、時期的にもタイムリーです。
しかし、観光はただ来てもらうだけでなく消費をしてもらう、また一過性のものではなく継続的にその仕組みをつくることが大切だと思います。

そういった点から見ると、日本国内には25の世界遺産(世界自然遺産5、世界文化遺産20)がありますが、登録後の持続的に発展、活性化している場所はどれくらいあるのかと考えると課題が多いように感じます。

佐渡の動向に期待

佐渡には食や体験、自然など、多くの魅力があります。

地元の方からしたら、当たり前とも思えるものであっても観光客にとっては魅力的に感じることもあるし、このタイミングだからこそ強く押し出せることもあります。
金山を中心としながらも佐渡島内や新潟県本土側との連携など、行政や民間、教育機関などあらゆる力を結集して取り組んでもらいたいと思います。

私自身、新潟に勤務し、佐渡も担当したことがある身として、これからの取り組みに大変期待をしています。

 

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