世界に誇れる神奈川の魅力
神奈川には、鎌倉彫や箱根寄木細工といった伝統工芸、海の幸や地酒などの食文化、さらには日本酒やクラフトビールまで、多彩な魅力があります。
また、神奈川県は自動車産業をはじめとする「ものづくり」に強い県でもあります。

人口減少時代に必要な視点
かつて高度経済成長期には人口増加と国内市場の拡大が経済発展を支えました。
しかし、今は人口減少が進み、国内市場だけに頼れない時代。神奈川県は東京に隣接し市場として恵まれている一方、将来を見据えたときに海外市場の開拓は避けて通れない課題と考えています。
インバウンドと海外展開の可能性
先日、厚木の「黄金井酒造」が外国人向けに日本酒ツアーを行い、海外に向けて魅力を発信する事例を目にしました。
私自身、今年3月にフランスを視察した際、自治体国際化協会(クレア)や現地機関と意見交換を行い、日本や神奈川の製品には海外販路拡大のチャンスが大きいことを実感しました。
いきなり海外進出を目指すのはハードルが高いですが、まずは外国人観光客への発信やインバウンド需要を活かし、外国人の反応を見る、マーケティングを進めることが第一歩になります。

事業者の声と課題
実際に事業者の方々とお話すると、すでに販路が安定しており、海外開拓を必要としない業種もあります。
一方で、人口減少による市場縮小、人材確保、施設改修などの課題を見据え、今のうちから収益基盤を広げたいという声も少なくありません。
つまり、既存の販路維持と同時に、将来に備えた新しい市場開拓が求められています。
県が果たすべき役割
事業者の努力に任せるだけでなく、行政ができる支援があります。
例えば、クレアが支援する海外での見本市出展や、これまでの輸出商談会・展示販売といった施策に加え、
● インバウンドと結びつけたマーケティング支援
● 中小企業への相談体制の強化
といった、「挑戦の前段階」を後押しする仕組みが必要です。
神奈川を世界とつなぐ
神奈川の工芸・食・ものづくりは、世界に誇れる財産です。
観光と海外展開は密接に結びついており、まずはインバウンド需要を活かして国内で魅力を体験してもらい、その先に海外市場へ広げていく流れをつくることが重要です。
県として、補助金や一時的支援にとどまらず、事業者の継続的な成長と雇用の確保につながる「実効性ある支援」をつくりあげ、世界に開かれた神奈川を目指していきます。
神奈川県議会議員:大村 悠
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