EXPO 2025 大阪・関西万博 ~大阪万博・日本館で感じたこと~

議員活動

EXPO 2025 大阪・関西万博に行ってきました

今回の目的は「日本館」。
Plant(「ごみ」から「水」へ)、Farm(「水」から「素材」へ)、Factory(「素材」から「もの」へ)の3エリアで構成され、「循環」をテーマに表現していました。

ゴミ処理施設として生まれ変わる日本館

日本館は、将来的にゴミ処理施設として再利用されることを前提に建設されており、現在も一日1トン規模のゴミ処理を行っています。
会場中心部から離れた場所にあるのは、大型車両の動線を確保するためで、建物そのものに「循環」の理念が組み込まれています。

ゴミ処理現場の説明も受けましたが、臭いはほとんどなく、周囲と共存できる施設として設計されていました。
また、水のろ過技術は世界トップクラスで、日本館中央の「未来を映す まっさらな水」には、実際にごみから生まれ、館内で浄化された水が溜まっています。
天井がなく空が広がる空間は、「空」「空虚」という禅の精神を取り入れた設計で、日本らしい概念や精神性が随所に感じられました。


藻類が切り開くブルーカーボンの可能性

今回の大きなテーマの一つが「藻類」。
藻類はブルーカーボンの主役とも言える存在で、「藻類が吸収するCO₂は杉の14倍」「同じ量の水で生み出すたんぱく質は牛肉の50倍」という展示データには驚かされました。

ブルーカーボンとは、沿岸・海洋生態系が光合成でCO₂を吸収し、海底や深海に炭素として蓄積する仕組みのことです。
神奈川県でも藻場再生活動などの事業がありますが、海洋は未開拓分野が多く、保全と活用の両面でさらなる政策の広がりが必要だと感じました。

また、日本館のあちこちに置かれた椅子は、藻類などの素材を使って3Dプリンタで製造されたもの。Farm AREAではその製造過程(現在は機械の稼働デモのみ)を見ることができます。

万博で感じた未来の姿

今回が初めての万博訪問でした。
これまで話で聞いていた以上に、万博は「未来を映す場」だと実感しました。
各国パビリオンの内部には入れませんでしたが、外観や催しを通して、国のビジョンや理念、そして2075年の世界を想定したような未来像に触れることができました。

2025年には横浜で「GREEN EXPO 2025」が開催予定です。
この経験は、その開催に向けたヒントになるだけでなく、日本や世界の未来を考える上での大きな学びとなりました。

政策と活動に活かす学び

今回特に印象に残ったのは、ブルーカーボン政策の必要性と、「循環」という概念を持った取り組みの重要性です。
Factory AREAで紹介されていた「そのとき求められる役割に合わせて自在に形を変える。機能ごとに物を増やすのではなく、ひとつの物が持つ役割を増やす考え方」も心に響きました。

しなやかで強い金沢区、神奈川、日本をつくるために、間接的であっても今回の学びを政策や日々の活動に活かしていきます。

神奈川県議会議員:大村悠

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