危険なレベルに達している「夏の暑さ」
近年の夏の猛暑は、「暑い」という表現では済まされない、命の危険を伴う状況となっています。
屋外だけでなく、空調のない屋内施設でも熱中症のリスクが高まり、部活動や学校行事、日常の教育活動にも大きな影響が出ています。
県立高校体育館、空調整備はまさかのゼロ
こうした状況にもかかわらず、神奈川県立高校134校の体育館で、空調が整備されている学校は現在ゼロです。
来年度からようやく整備が始まる予定ですが、対象はわずか3校のみ。
このペースでは、すべての学校に行き渡るまでに何年もかかってしまいます。
予算の壁と、これまでの議会での議論
私たち自民党県議団としても、この課題はこれまで繰り返し議会で取り上げてきました。
県の答弁では、体育館1校あたりの空調整備に2〜3億円が必要であり、一般財源の制約から「まずは3校」という方針になっているとのことでした。
一方で、市町村立の小中学校体育館では空調整備が進んでいます。
これは、災害時の避難所に指定されていることから、国の補助制度が活用できているためです。

「予算の都合」だけで済ませてはいけない
もちろん財源の議論は重要ですが、それ以上に大切なのは、こどもたちの命と健康、そして学びの環境です。
夏の体育館は、部活動だけでなく、授業、行事、地域利用など、多くの場面で使われており、危険な環境を放置することはできません。
老朽化対策と空調整備をセットで考える
現在、県立高校では体育館の老朽化対策工事が進められていますが、空調整備は別計画となっています。
今後は、老朽化改修と空調整備を一体的に進めることで、時間とコストの両面で効率化を図るべきだと考えています。

リース方式や国への働きかけも選択肢に
また、現行計画では想定されていなかったリース方式による整備についても、議会で提案を行いました。
初期費用を抑えながら早期整備を進める手法として、検討するとの答弁もありました。
あわせて、高校体育館の空調整備も国の補助対象とするよう、国への働きかけを強化すること、県としても必要な予算をしっかり確保することを、引き続き求めていきます。
こどもたちが安心して活動できる環境を
猛暑からこどもたちを守ることは、教育環境を守ることそのものです。
一日でも早く、県立高校の体育館に空調が整備され、こどもたちが安心して学び、体を動かせる環境を実現できるよう、これからも粘り強く取り組んでいきます。
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神奈川県議会議員:大村悠