神奈川県の観光の強みを

県議会

代表質問最終日

自民党から横浜市港北区選出の武田翔議員が登壇しました。
その中で、「今後の観光の核づくり事業について」質問がありました。

観光の核づくり

平成24年度から取り組んできた「城ヶ島・三崎」「大山」「大磯」の3つの地域での観光の核づくり。
今日の本会議で知事からは、入込観光客数の増加率は、県平均の10%増に比べて、3地域は20%増になっており、一定の効果があったと考えている、との答弁がありました。

さらに、この3つの核を生かして、周辺地域への誘客を促す周遊観光に取り組んでいくとのことでありました。
神奈川には、横浜、鎌倉、湘南というビッグネームの地域もあり、こうした地域に観光客が殺到してしまい、オーバーツーリズムが問題となっています。

だからこそ、他の地域のブランディングを図り、イメージを強くするための取組が必要であり、そのための取組でした。
入込観光客数が増えたという成果が理解できますが、この3つの核づくりはどの地域も自然が豊かな地域であり、環境保全と観光振興の両立が求められています。

経営、維持管理に充てていくということが大事

そのためには受益者負担、観光客に入場料などの料金をしっかりと確保し、経営、維持管理に充てていくということが大事であると考えています。
そういう観点においてはまだまだ取り組みには課題も山積していると思います。

自然や歴史で収益をあげることの好事例をあまりつくれていない事実をしっかりと受け止めて、観光による治安やごみ問題といった観光公害を防ぎ、観光によって真の地域活性化につなげていくためには、収益性を高めていくことは大切なことです。

引き続き、消費額を高めるためのスポット間の連携や観光コンテンツの創出に取り組んでいきます。

主な質問

※ 観光の核づくりの今後の方向性
※ 海洋ツーリズムの展開
※ 人気が高まるアーバンスポーツ
※ 防災対策としての移転促進
※ 神奈川の特徴である都市農業
※ 社会人の学び直し

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