学びの柔軟化と特色ある学校づくり

教育

多様な学びかた

こどもたちの可能性を広げるためには、学校だけではなく、地域・民間企業・専門人材などと連携した“多様な学び”が欠かせません。私はこれまで、教育現場と社会のつながりを強める必要性を一貫して訴えてきました。

現在、キャリア教育をはじめ、金融教育や主権者教育などの多くは「総合的な学習の時間」で行われています。この時間は学校の裁量による部分が大きく、柔軟な反面、各校が自力で内容を工夫し続ける必要があります。
しかし、社会が急速に変化する中で、必要な学びは増えるばかりです。結果として先生方の負担が積み重なり、「やらなければならないことが増えていく」構造が生まれています。
こうした課題を踏まえ、「学校ごとの特色を活かしながら、多様な学びを実現できる仕組みが必要ではないか」という問題意識のもと、私はこれまで様々な勉強会や専門家との意見交換を重ねてきました。

文部科学省の発表

令和7年9月24日、文部科学省から「教育課程柔軟化サキドリ研究校事業」が発表されました。

【参考資料7】教育課程柔軟化サキドリ研究校事業 概要

資料によると、
『各学校の判断により、各教科の標準授業時数を調整して教育課程を編成することを可能とし、生み出した時数を他教科等や「裁量的な時間」に充当可能とするもの』
というもので、学校が自ら教育課程・カリキュラムを柔軟に編成できる仕組みが新たに認められる内容です。
これは、文部科学省や教育委員会による一律の指示ではなく、各学校の判断が尊重される点に大きな意味があります。
特に公立学校において、学校の個性や強みを活かし、特色を出した教育をつくる大きな一歩になると考えています。

現場にとっては難しいのでは

とはいえ、
「どの教科を増やし、どの教科を減らすのか」
「その結果として子どもたちにどのような影響が出るのか」
「社会にどう説明し理解を得るのか」
これらは学校だけに任せられる簡単な話ではありません。

事業の概要にも、教育委員会による伴走支援や指導助言が示されていますが、学校が安心してこの制度に向き合える環境づくりが欠かせないと考えています。
私自身、こどもたちの学びの選択肢を広げる活動をしていますが、「選択肢をつくるだけでは無責任である」と常に戒めています。
学びの入口だけでなく、出口まで・旅立つまでを見届ける責任を持つことが重要だと強く感じています。

この制度には可能性がある

「教育課程柔軟化サキドリ研究校事業」は、子どもたちにとっても、学校にとっても、非常に可能性のある制度だと思います。
しかし、制度があっても有効的に活用されなければ意味がありません。
神奈川県の学校でも、この仕組みを十分に活かせるよう、私は引き続きしっかりと取り組み、現場の声を聞き、改善を進めていきたいと考えています。
こどもたち一人ひとりが、自分らしい学びと未来を選べるように、これからも全力で取り組んでまいります。

▼関連政策はこちらから▼

万博から学ぶこどもたちへの可能性

神奈川県議会議員:大村悠

 

TOP