令和7年

道路の不正使用への県警の取組について【令和7年第2回定例会】

議会日:令和7年7月22日【 防災警察常任委員会 質問】答弁要旨

「道路の不正使用への県警の取組について」

大村悠

道路の不正使用への県警の取組についてお聞きします。

県内の繁華街では、飲食店が店舗前の車道に椅子やテーブルを出すなど、本来の目的外で道路を使う違法行為が見受けられます。
警察の指導・警告が定期的に行われていることは承知していますが、いったん撤去されても再び設置されるなど、抑止が十分に働かず、いわば“いたちごっこ”になっているのが実情です。
公共空間の適正利用を前提に、繁華街のにぎわいと地域経済の活性化を両立させることが大事だと考えています。そこで、道路の不正使用に対する県警の取組について伺います。

まず、飲食店が路上に椅子やテーブルを出して営業している現状を、どのように認識しているか、お聞かせください。

交通指導課長

歩道や車道に椅子やテーブルを出す行為は、場所によっては交通の妨げとなり、歩行者の安全を損なうものとなりますので、悪質なものについては指導、警告や取締りなど、必要な対応を行っております。

大村悠

それでは、こうした行為は、具体的にどの法律に抵触するのか、確認させてください。

交通指導課長

これは、道路交通法の道路における禁止行為に該当する違法行為です。何人も、交通の妨害となるような方法で物件をみだりに道路に置いてはならないとの規定に違反します。

大村悠

実際に違反行為が見られる中で、取締りの現状と、県警として把握している課題について伺います。

交通指導課長

歩道や車道に椅子やテーブルを置くことにより、歩行できる空間が狭くなり、歩行者と車両の円滑な通行を妨げるケースがあります。取締りに当たりましては、現場を確認した上で、繰り返し指導、警告を実施するなどしています。

指導、警告を受けているにもかかわらず、違法行為をやめないなど悪質性の高いものは検挙しておりますが、そのために必要な事前の指導、警告を要することなどが課題となります。

大村悠

いま、繰り返す店舗は検挙に至った事例もあるとのことでした。具体的な事例を教えてください。

交通指導課長

県内では、平成29年に横浜の野毛地区で2回、飲食店の検挙事例があります。いずれも店舗前の狭い道路にビールケースを並べて机と椅子代わりにして、人や車の円滑な交通を妨げるような形で営業していました。

口頭による指導を繰り返し行い、書面による警告も実施しましたが、従わなかったことから検挙に至っております。

大村悠

検挙事例は承知しました。

ただ、警告後も再び違反に及ぶ事業者がいるのも事実です。今後、県警には現場の状況把握をより徹底し、的確に対応していただきたい。 最後に、こうした違法行為が見られる繁華街での、県警としての今後の方針を伺います。

交通指導課長

違法行為が認められる繁華街では、道路管理者などの自治体の関係者と合同で定期的なパトロールを実施し、違反している店舗へ繰り返しの指導、警告を行っております。
あわせて、近年では外国人が稼働する店舗も多いことから、道路の不正利用を防止するために、多言語で作成したチラシでも広報啓発や注意喚起を行い、道路の適正使用に対する遵法精神の助成を図ってまいります。

今後も違反を見逃さず、指導、警告と広報啓発を組み合わせて、粘り強く取り組んでまいりたいと思います。

大村悠

要望です。計画的な巡回と確実な証拠収集の体制を強化し、反復違反の店舗には、道路管理者と連携した厳正な対応をお願いします。

また、今後増加が見込まれる外国人観光客への対応として、多言語での啓発や案内の充実も進めてください。住民と来訪者の双方にとって気持ちよい公共空間となるよう、違反の抑止と安全確保の両立を図っていただきたいと思います。

自由民主党 神奈川県議会議員:大村 悠

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