議会日:令和7年9月25日【 防災警察常任委員会 質問】答弁要旨
「白タク行為に対する取組について」

次に、白タク行為に対する取組について伺います。
近年、観光地において、本地観光客の増加によるオーバーツーリズムが問題となっております。
具体的には観光客の集中による公共交通機関の混雑や交通渋滞、ごみのポイ捨てなど、地域住民の生活環境に悪影響を及ぼしているほか、いわゆる白タクと言われる違法なタクシー営業の横行が問題となっております。
このような中、県警察では、白タク行為した運転手を逮捕するなど、白タク行為に対する取締りを強化していると承知していますが、そういった取組について何点かお伺いします。
まず、白タク行為とは、どのような行為をいうのか確認します。

いわゆる白タク行為とは、国土交通大臣の許可を受けずに、有償で利用客を運送する行為をいいます。
本来、利用客を乗せ、運送の対価として運賃を得る営業行為をするためには、第二種免許と国土交通大臣の許可を受けることが必要ですが、こうした免許や許可がないまま有償で客を送迎することが該当します。

白タク行為が抵触する根拠法令と罰則、また、白タク行為の問題点についても確認します。

白タク行為は、道路運送法に規定されている無許可一般旅客運送事業経営や有償運送に抵触します。
罰則につきましては、無許可一般旅客運送事業経営が3年以下の拘禁刑、もしくは300万円以下の罰金であり、有償運送は1年以下の拘禁刑、もしくは150万円以下の罰金と規定されています。 白タク運転手の多くは、第二種免許を取得しておらず、旅客輸送に関する十分な知識や技術を有していないこと、さらには正規のタクシーが行っている出向時のアルコールチェックや車両の点検整備が行われていないなどの安全面の確認が十分ではないなどの問題点が挙げられます。

問題点についても今確認させてもらいました。
地域住民から白タクと思われる車による迷惑駐車に関する通報も寄せられていると耳にしていますが、白タクによる迷惑駐車に対する県警察の対応についてお伺いします。

運転者が乗車しているときには、車を動かすよう注意した後、それでも車を移動しない場合には、駐車違反として取締りを行います。
また、運転者が乗車していない放置車両については、放置車両確認標章を取りつけます。苦情などの通報により、現状に赴いた際も同様の措置を講じます。

迷惑駐車に対する対策については、現在、県警察として白タク行為の取締りを強化していると承知をしていますが、本年の県内における白タク行為の検挙状況についての確認をさせてください。

県警察では本年、県内において白タク行為で12人を検挙しています。

12人を検挙したということで答弁ありました。
また、先般、鎌倉市内で白タク行為をしたとして、中国人運転手を逮捕したという報道がありましたが、本年の鎌倉市内における検挙状況についてもお伺いしたいと思います。

本年1月29日に、鎌倉市内の若宮大路で、50歳代の中国籍の男性を白タク行為で逮捕しました。また、本年7月1日にも同じく鎌倉市内の若宮大路で、60歳代の中国籍の男性を白タク行為で逮捕しました。

中国籍の方も逮捕したとのことですが、そういった白タク行為の特徴については、県警としてはどう分析しているのかお伺いします。

白タク行為の最近の特徴として、予約や決済などは配車アプリで行われるなど、巧妙化かつ潜在化していることなどが挙げられます。

決済をネット上で済ませているなど、県警としての認識、分析についての答弁ありました。
この白タク対策は、交通違反の取締りについては、インターネット上のSNSによる実施告知をするなど、タイムリーな周知も重要だと考えますが、対応についてお伺いします。

県警としましては、これまでの取締りの実施については、公開速度取締り情報を新聞や県警公式SNSを通じて広報、周知しております。鎌倉市内においても、若宮大路や鎌倉高校前駅周辺を管轄とする鎌倉警察署においては、鎌倉警察署の公式SNSを通じて、公開は交通関係情報の発信も始めました。 今後、取締り実施時に、タイムリーに告知が行われるよう努めてまいります。

白タクの自動車に対する取締りということで様々伺ってきましたが、一方で、利用しないための一般市民や観光客への広報啓発活動も重要と考えます。 県警察がしている一般市民や観光客に向けた広報啓発活動についてもお伺いします。

県警察では、国土交通省や神奈川県タクシー協会などと連携し、観光地などにおいて白タク行為の利用者となり得る方などに対し、チラシ等を配布し、注意喚起を実施してまいりました。

これまでも県警として取り組んでいると思いますが、なかなかそういった利用者もいるということを受け止めて、引き続き、強化を図ってもらいたいと思います。
白タクの迷惑駐車に対する今後の取組について、まずお伺いします。

迷惑駐車に対する対応については、自治体と警察が相互に連携することが大切です。
自治体と連携し、広報啓発活動を行うとともに、地域住民の生活に支障を与えるような迷惑駐車を行う白タクの運転手には、積極的な声かけ活動を行い、車両の移動を促します。
特に、迷惑駐車などの実証実験が行われた鎌倉警察署管内においては、若宮大路や鎌倉駅周辺に駐車監視員が活動しておりますので、迷惑駐車の取締りを徹底してまいります。

迷惑駐車に対する取組をお伺いしましたが、この白タク問題全体に関わる行為に対する今後の取組についてを最後にお伺いします。

今後も引き続き、訪日外国人を利用者とした白タク行為が懸念されます。白タク行為は違法であり、県警察として、県民の安全と安心の確保を図るためにも、今後も積極的な取締りを推進するとともに、関係機関や団体と連携しながら白タクの排除に向けた広報啓発活動などに取り組んでまいります。

要望を申し上げます。
県警察においては、今後も関係法令を適用しての白タク行為の取締り、また、白タクの駐車違反の指導、取締り、交通違反検挙の強化、また、一般市民や観光客への広報啓発活動の強化など、関係機関としっかりと連携をして、白タク行為が根絶されるよう諸対策を講じていくことを要望して、この質問を終わります。
自由民主党 神奈川県議会議員:大村 悠