令和4年

⑤ 令和4年度第3回定例会【県立高校生学習活動コンソーシアムの活用について】

会議日:令和4年12月6日【 一般質問 】答弁要旨

県政の諸課題について
県立高校生学習活動コンソーシアムの活用について( 教育局 )

大村悠

県教育委員会では、県立高校生学習活動コンソーシアムを組織し、県立高校改革実施計画の中でも、令和4年度から拡大と充実に努めるとしている。しかし、参加する企業等への周知が十分ではないことや、負担も生じるため、規模の大きくない企業等では、参加を躊躇する場合がある。

学習活動コンソーシアムを活用した学びの充実に向けては、企業が参加しやすくなるよう工夫するとともに、各地域において、地元の企業と学校との連携が深まるよう取組の充実を図ってもらいたい。 そこで、今後、県立高校生学習活動コンソーシアムの活用の促進に向けて、どのように取り組んでいくのか、見解を伺う。

教育長

県教育委員会では、現在、106の大学や企業等と連携して、「県立高校生学習活動コンソーシアム」を組織し、生徒の学びの充実を支援しています。具体的には、学校の求めに応じて、連携企業や大学が出前授業を行ったり、大学や専門学校が行う特別講座に生徒が参加するなどの取組を行っています。

こうした取組を進める中で、学校からは、「連携企業が提供するプログラムをわかりやすく示して欲しい」、連携企業等からは、「生徒に興味を持ってもらう上で、学校側の状況をもっと詳しく知りたい」といった意見が寄せられています。

そこで、県教育委員会では、県立高校の代表者と、連携企業等が参加する協議会で、こうした意見を共有し、より良い連携方策等について意見交換を行い、コンソーシアムの更なる活用を図っていきます。また、県内各地域に配置しているコンソーシアムサポーターが、地域の学校の意向を把握し、地元企業を含めて、連携企業等の開拓を行い、地域資源を生徒の深い学びにつなげていきます。

県教育委員会では、こうした取組により、地域における学校と企業等との連携を深め、県立高校生学習活動コンソーシアムの活用を促進させてまいります。

答弁は以上です。

大村悠

要望です。

大村悠

昨年の一般質問で、キャリアパスポートの利用促進など、キャリア教育の推進について質問をさせていただいた。キャリア教育の重要性はこれまでも訴えさせていただいているが、日々の活動の中で地元の企業の方とキャリア教育の話をすると、やはり「教育は大事だ」ということと、「地元の子供たちのために何かをやりたい」という言葉を多くいただく。私が毎月発行している広報誌に、キャリア教育について取り上げたところ、「キャリア教育で手伝えることがあったら連絡をくれ」と、わざわざ電話をくれた方もいた。

一方で学校を回ってみると、頼んでいる企業が偏ってしまったり、なかなか企業を開拓できていない、という課題も抱えていると聞いている。学校と個別で契約をしている企業等もあると承知しているが、こうした前向きな事業者、そして学校とをうまくマッチングにつなげることもこのコンソーシアムの役割だと考えている。引き続き、コンソーシアムの企業等への周知に取り組むとともに、コンソーシアムサポーターを中心に、地域ぐるみの教育を展開していくよう取り組むことを求める。

次の質問は、ねんりんピックかながわ2022の総括についてです。
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