令和3年

② 令和3年度第1回定例会【新型コロナウイルス感染症に関する情報の効果的な発信について】

会議日:令和3年2月22日【 一般質問 】答弁要旨

新型コロナウイルス感染症に関する情報の効果的な発信について

大村悠

医療のひっ迫状況が続く中、県はコロナ患者の病床確保に向け、医療機関に病床の拡大を要請するなど、様々な対策を進めてきた。対策当たり、医療関係者や市町村などの理解を得ていくことは大事であるが、同時に感染拡大防止に努めている県民に現在の状況を正確に伝え、理解してもらうことが大事である。

その際、例えば、Q&Aを掲載するなどにより、わかりやすさを重視した発信に心がけるべきである。 そこで、新型コロナウイルスに関する情報について、特に、県民の関心が高いと思われる健康医療の分野については、正確な情報を迅速に伝えることが重要であり、わかりやすさをより重視して県民に伝えていくべきであると考えるが、見解を伺いたい。

神奈川県
知事

新型コロナウイルスの感染の流行が長期化し、健康医療に関する様々な情報が飛び交う中で、県民の皆様が正しい情報を把握し、よくご理解いただいた上で、感染拡大防止に取り組んでいただくことが重要です。

そこで県では、ホームページや県のたよりをはじめ、県のLINE公式アカウント「新型コロナ対策パーソナルサポート」等のSNSなど、様々な媒体を積極的に活用し、感染の状況を踏まえた正しい情報を迅速に、分かりやすく発信してきました。私からも機会あるごとに、各種テレビやラジオの番組に出演したり、かなチャンTV、動画などを通じて、現在の感染状況や県の新型コロナウイルス感染症対策、さらに、県民の皆様へのメッセージなどをお伝えしてきました。

また、昨年12月下旬の感染者急増期には、その後の病床ひっ迫を見据えて、即応病床数と入院者数の直近の状況を反映した将来予測をグラフ化し、入院者数が病床のキャパシティを超えると予測される日を明示しました。この情報発信は、県民の皆様に、特に若い人に危機感を共有していただくことを目指したものです。その結果、「県内の医療提供体制が非常に厳しいことがストレートに伝わり、感染拡大防止の必要性を改めて感じた」という声を若い人からいただいています。

さらに、県民の皆様にとって関心が高いワクチンの接種や変異株に関する情報については、Q&Aを掲載するなど、より分かりやすい情報発信に努めています。 このように、新型コロナウイルス感染症に関し、正確な情報を分かりやすく発信することで、県民の皆様のご理解をいただきながら、感染防止対策に、しっかりと取り組んでまいります。

次の質問は、若年層に対する自殺対策についてです。
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