令和5年

令和5年第2回定例会【環境農政常任委員会】(林業物価高騰対応費補助)

会議日:令和5年5月22日【 環境農政常任委員会 】答弁要旨

林業物価高騰対応費補助

大村悠

次に、林業物価高騰対応費補助について伺いたいと思います。

昨年の継続事業ということで承知をしますが、今回の補正予算案での原油価格高騰分対策補助について、昨年度との違いを伺います。

緑政部長兼森林再生課長

昨年との違いということで、昨年と事業のスキームは変わっておりませんけれども、昨年度は燃料価格高騰前の令和3年9月、これを基準として、国の激変緩和措置が取られた令和4年1月の価格との差分を燃料費の補助、これの単価としておりましたけれども、引き続き価格が高騰している状況が見られたことから、今年の令和5年3月と、先ほど申し上げた令和3年9月との差分、これを補助することとしまして、その結果、補助単価、大体5円ぐらい上げているというような状況でございます。
また、昨年度は結果的に年間を通して補助することとしておりますけれども、今回の補正予算につきましては、今後の原油価格の動向を見極める必要もありますので、補助の対象期間については上半期分のみとさせていただいております。

大村悠

そういった変更点につきましては、対象事業者に対して広報で周知を丁寧にしていただきたいと思います。
今回も省エネ機器等の導入支援ということで、今掲げられていますが、原油高騰対策としてどのような効果を期待しているのか、伺います。

緑政部長兼森林再生課長

省エネ機器の導入支援、例えば、バイオマスボイラーなどがあると思いますけれども、こうしたものにつきましては、まきなどを燃料として使用できますので、原油価格に左右されないということもございますので、原油高騰対策としての効果が期待できると考えております。zまた、原料として使うまき等につきましては、建築用材として利用できない低質材というものですとか、あとは製材工場で発生する端材などを使うことで森林資源を無駄にすることなく有効活用できるという観点からも効果が期待できるというふうに考えております。

大村悠

そういった県の期待や考え方というのは、事業者の方々にとってはこの物価高騰などで影響を受ける中で、難しい状況なので、やはり県としても寄り添って、支援に力強く取り組んでいただくことを求めます。

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